BILLY OFFICE｜今年の年末調整はどうするか（提出必要書類編）

前回は、今年の年末調整はどうするか（スケジュール検討編）として、
スケジュールを確認してみました。

年末調整備忘録として、次は「提出必要書類」「提出してもらう方法を確認」
を検討していこうと思います！

前回の今年の年末調整はどうするか（スケジュール検討編）もよかったら
チェックしてみてください！

まず基本の提出書類として、下記の3種類。

一つずつ見てみましょう。

扶養者がいない場合も氏名等必要事項を記入して提出。
扶養親族に関する控除（扶養控除、障害者控除など）を受けるための書類です。

扶養親族がいる場合や、扶養親族に異動（追加や削除）があった場合に、
正しい控除額を算出するための書類。

異動がある（結婚や離婚、出産などで扶養親族が増減する）場合、
その都度再提出してもらう

令和6年分扶養控除等（異動）申告書（PDF/738KB）

保険加入が無い場合も氏名等必要事項を記入して提出。

生命保険料、地震保険料、介護医療保険料などの支払額を申告して、
所得控除を受けるための書類。

生命保険や地震保険、介護医療保険などに加入している従業員が提出の対象で、
保険料の支払いにより税額が軽減される。

令和6年分保険料控除申告書（PDF/859KB）

こちらも全員提出。

基礎控除、配偶者控除、配偶者特別控除、所得金額調整控除など、
複数の控除を申告するための書類。

令和6年分基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼年末調整に係る定額減税のための申告書兼所得金額調整控除申告書（PDF/1,152KB）

以下2つは、該当する人のみ提出が必要になる書類です。

従業員が住宅ローンを利用していて「住宅借入金等特別控除または特定増改築等住宅借入金等特別控除」を受ける場合に必要となる申告書です。

《記載例》給与所得者の（特定増改築等）住宅借入金等特別控除申告書兼（特定増改築等）住宅借入金等特別控除計算明細書の記載例（PDF/3,391KB）

年の途中に入社で且つ前職がある場合に提出してもらう。
多くの場合は、前職退職時に発行され郵送されてくるので、それを提出してもらえば大丈夫。

発行がされていない場合は、前職へ問い合わせをして、
発行をしてもらう必要があるので、早めに確認しておく方がよいかも。

上記、必要書類やその書類の書き方の説明は、
国税庁HPに記載があるので、ダウンロードして使用が可能です。

PDFの場合は、PDF上で直接入力も可能なのでPC作業が多い会社はPDF入力の方が早いかも。

年末調整のクラウドサービスも年々充実してきているので、
良いなと思う反面やはり設定は大変・・・

サービスによってはサービス単体で解決しないこともあり、
連携設定などが別途必要になることも。

正直な所、従業員の人数が少ないときは、
コスト的にも手間的にも紙提出してもらった方が、良いのかなといった印象。

ただ、下記の場合はクラウドの方が相性が良いかも

まだまだ、紙提出も根強い年末調整も数年経つ頃には、
全てクラウド上で完結が主流となる時代になるんだろうなぁ。